「婦人科系疾患」カテゴリーアーカイブ

つわり

つわり

妊娠初期の安定期に入る少し前。

つわりが一番お辛い時に、頑張ってきてくださいました☺️

当院では、つわりの症状に『心経(しんけい)』の経絡を使います。

心経は、脳の精神意識の調整をしてくれると言われています。

そして、2023〜2024年にかけて、イギリスのケンブリッジ大学がつわりの最新研究をNature誌に掲載しました。

「GDF15という胎児由来のたんぱく質が、つわりの原因となる可能性がある」

このGDF15という物質は、食欲や吐き気を感じる脳の部位に信号を送るタンパク質で、母体の胎盤に多く含まれています。

脳へ働きかける少陰心経という経絡をつわりに使うことは、現代の医学的にも理にかなっているんだ、と大発見したような気持ちになりました👏😄

鍼灸で乳腺ケア

ご出産、おめでとうございます㊗️
出産後、23日でご来院くださいました。
久々の再会…☺️

背中の左側が痛い…とのことです。
抱っこかな?とおっしゃっていましたが、これは、左のおっぱいが出きっていない(もっと出るよ〜)というサインです。

肩甲骨の内側は、乳腺のつぼです。

おっぱいが良く出ているようで安心したのですが、右を中心にあげてしまう…とのことでした。(左側が赤ちゃんが吸いづらいとのこと)

まず、授乳する時は左側から先にあげてみてください🍼
新生児のうちは、まだ吸啜も弱いですが、これからどんどん強くなるので、両側しっかり出ていれば、吸いづらさも無くなってきます☺️

当院では、助産師さんによる乳房ケアは必ずしてください、とお伝えしています。
私自身は桶谷式乳房マッサージに通って、併せて鍼灸治療もしていました❣️
@oketanishiki

両方からアプローチすることで、乳房自体も全身からもケア出来て、楽に美味しいおっぱいを出せます。
(鍼灸では、乳房には刺しません)

疲れてくると、乳腺の流れが悪くなってきますので、それを全身鍼灸治療で取り除いてあげる効果もあります。

授乳中の背中へのアプローチは、マッサージよりも鍼灸が効果的です。

全てのお母さんに、鍼灸治療からの乳腺ケアも是非取り入れてみて欲しいと思っています☺️
授乳ライフを少しでも楽にして欲しいです。